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16期目をスタートしました(加藤ブログ2021年7月)
こんにちわ、加藤です。
日頃、イエフォトをご利用くださりありがとうございます。
おかげさまで本日より16期目をスタートすることができました。
発信することが苦手な私ですが、今期からは「積極的に情報発信をしよう!」ということで、私のこと、会社のことをみなさまに知って頂こうと思い執筆しています。不慣れなことがありますが、ご容赦下さい。
社会人1年目はコピー機の営業
2001年
大学卒業後に某Rというコピー機の営業職として就職をしました。説明会で「IT」という2文字に惹かれ入社するが蓋を開ければコピー屋でした(笑)
入社まもなく埼玉県東松山にて1か月間、まるで軍隊のような研修を受けた後、新規顧客開拓を行う部署に配属されました。いわゆる飛込営業で日に50~60社ぐらい訪問し口座を開いてもらう仕事です(決して「IT」ではありませんね)。
当時、首席からは「とくかく一番奥にいるヤツが偉い」と言われていたので、私はその通りに実行をしていましたがある日、日本橋にあるIBMに社員に紛れ込み、一番奥まで行こうとした瞬間に警備員を呼ばれ羽交い絞めにされ、少々問題となりました。以後その言いつけは守らないことにしました。今となってはいい思い出です。
毎日足を動かし、考え、小さな工夫を積み重ねることでみるみる実績は上がり、1年目は新人賞、年間MVPは在籍4年で3回頂きました。
何かが違う、モノ売り
営業職なので予算という名のノルマが存在していましたが「とにかく売りまくる」を自己目標に掲げていたことでストレスも無く楽しい社会人生活を送っていました。しかし、どこか違うな、何かが足りないな漠然と思うようになり、 形あるモノをセールスするのではなく、形のないモノを提供する方が楽しいのでは?という答えが出ました。自分なりの答えが出たので早速行動です。
Web制作会社を設立
2006年
ウェブ制作・コンサルティングを行う会社として株式会社ウェイを設立しました。お客様にも恵まれ設立まもなく多くの案件に携わることができました。
当時27歳という年齢も追い風になりました。顧客数も10.50.100社と増える中で業種別に顧客をソートしてみると、どうも建築・建設会社との取引が多いことがわかりました。一方で、
他の業種と比べ反響を獲得しづらいという問題も抱えていました。その原因の一つとして「ビジュアル意識の低さ」が顕著化しました。
例えば、アパレル業界はすでにEコマースへのシフトが行われ商品写真への意識も高い、撮影会社も乱立し価格の適正化が進んでいました。食品はそれよりも前から写真文化があります。 では建築はどうか。例えばウェブサイトを制作するにも「素材」が全くありませんでした。仕方なくストックフォトを買いあさり何とか形にしていた記憶があります。
自分たちでつくろう
私たちは広告デザインも請負う立場で、カメラマン・ライターは外部委託していましたが「単価が高い割に顧客からの要望と合っていないというミスマッチ」が起きていました。 当時、よくお客様に言われたのが「このカメラマンは建築分かってないな~」というフレーズです。本当に何度も言われました。
ある時、お客様指名の写真家が撮影した写真を用いた雑誌広告案件を請負ました。写真を支給してもらい愕然とした記憶があります。丹精で美しく、一方でとてつもなく破壊力のある写真でした。 今後広告をつくる際はこの写真家に頼む!と決め連絡を取り見積依頼をすると「30万」。。。。聞くと、このお客様は同じ写真を5年以上も使っていると言う。また頼めばいいじゃないですか?と問うと、本当は全物件撮影したいが高くて頼めないと言う。プロカメラマンと言えど専門外はイマイチ、専門家は高額で頼めない。ならば自分たちで一からつくっていこう。
イエフォト
2012年、まずは取引のある工務店・設計事務所様に協力頂き竣工写真を撮影させて頂きました。毎度撮影後は反省会、時には叱咤激励も頂きながらも1年間で100棟以上撮影させて頂きました。 逗子のキリガヤ様、横浜のリモルデザイン様、横須賀のワイズホーム様、練馬の冨田秀雄建築アトリエ様、板橋の中村弥工務店様、千代田区(東京支店)の田辺建設様をはじめ本当に多くのお客様に支えられました。 なお当時のお客様のほとんどは現在もお付き合いをしており、決して足を向けて寝ることができないお客様です。
200.300棟と徐々に撮影件数を伸ばす過程で、技術と経験を個人に依存するのではなく体系化しサービスとして確立することを目標としました。そして、2015年に「イエフォト」としてサービスを開始しました。
15期を振り返る
撮影件数は延べ4000件を超えました。ここ数年イエフォトに注力しすぎたせいか最近では「カメラマンになったんだね~」とよく言われます。それはそれで良いことだとも思っています。 建築企業にとって写真素材の蓄積と活用こそが販促の最短ルートであると考え始めたサービスですので、その土台はできたかと思っています。とはいえ、まだまだ完成形には程遠いので、これからも一層精進していくつもりです。
16期に向けて
イエフォトに携わるメンバーは現在6名です。中でも20代の栗原君、森田君が真面目でとても優秀ですし、復職した広報ひろこさんも期待大です(6月からinstaの毛色が少し違うと思いますので是非見てください!)。
若い力を存分に発揮してもらうため一旦、私は後方支援に入るつもりです。その一方で、- 竣工動画 - という新たな個人商店を初めています。すでに一部のお客様にご利用頂いておりますが、完成度は担保できるもののコレ!という活用方法を提示しきれていません。 今期は考え抜いて撮影同様にお客様にご提案できるように努めます。そしてもうひとつ、15年やり続けている - 写真を最大活用したWeb制作サービス - です。建築士ではないので建築に関する細かなことは正直わかりませんが、私より住宅建築を見ている(撮影している)Web屋はいないと思いますし、他社事例の情報量も各段に多いと自負しています。
ご興味がありましたら是非お呼びください。すぐに駆け付けますので!
長くなりましたが、加藤ブログ#Vol01として。
今後ともイエフォトを宜しくお願いいたします。
※写真は、15期最終日(6月30日)に撮影したものです。
加藤