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曇天時の外観写真の価値を上げる「青空加工」
今回はイエフォトのサービスメニューのひとつ「青空加工」についてご紹介いたします。
空の表情は建物の印象を左右します
雨はありがたい自然の恵みですが、住宅撮影は安泰な暮らしのイメージが湧く晴天時に撮影したいところです。
たとえばこちらの住宅。
すっきりとした美しさが魅力の白壁ですが、曇天の影響で駐車場のグレーに引っ張られ、少し冷えた印象になってしまっています。
撮影現場に立てば風が吹き、街の香りがあり、周辺環境をひっくるめてこの家の魅力を感じることができますが、その肌感覚を曇天の写真1枚で伝えるには少し情報が足りません。こんな時は「青空加工」でこの家の魅力を引き出します。
天候を完全無視した完璧なイメージ記録をつくることはできますが、イエフォトは「実際どうなのか」を大切にしているため、建物の高さや使用するレンズの焦点距離に合わせた実写真を使用し、自然な加工を心がけています。
空に青が入ったことで、グランドカバーの緑が呼応して植栽の魅力も増したと思いますがいかがでしょうか? 広い駐車場でお客様を歓迎し、庭やウッドデッキで過ごす「暮らし」のイメージも湧きやすくなりました。
続いてこちらの住宅。
インパクトのあるモノトーンの屋根が、同系色で無表情の雨雲に包まれてぼんやりしています。のっぺりした空のせいで電線も悪目立ちしています。
空色と雲の表情を加味することで屋根の稜線が際立ち、幾何学的な外観の魅力が引き立ちました。
(青空加工と同時にこのように電線を消すことも可能です。こちらもぜひご活用ください。)
最後はこちらの住宅。
植栽の山茶花が咲いて華やかさはありますが、落ち着いたクリーム色の外壁が曇天に押されてくすみ、街路樹の枯れ葉が寂しさを煽っています。
枝の向こう側まで空の青が増えたことで枯れ葉は紅葉の彩りに変わり、クリーム色の外壁も暖かさを取り戻しました。冷たい秋冬の風が吹いても快適に過ごせる印象です。
どうしてもの時のお守りに
どの建物も、現地に行けば天候に関わらずその魅力は伝わります。家には荒天から人体を守る要素があるので、荒天時こそ住宅の真価を発揮するものですが、それはモデルハウスや現地見学会などで五感を通してお伝えるのが一番です。視覚情報のみの竣工写真は、その肌感覚が共有できません。そのため安全に穏やかに暮らせそうな空の色の力を借りた方が、その家の魅力を表現できることは多いです。
イエフォトの撮影日が荒天の場合には晴天を求めて柔軟にスケジュール調整いたしますが、ご都合により雨天や曇天が続いている時にしか撮影日が取れないこともあるかと思います。そんな「どうしても」の時には青空加工がお守りになりますので、安心してご依頼ください。
晴れますように!
私は生粋の晴れ人間で、大雨が降っている最中に屋根のない場所へ出ると雨脚が弱まる、または雨が止み、逆に屋根の下に入った途端に豪雨になるなどの怪奇現象が起きます 笑
みなさまの外観撮影の最中は私の晴れの効力が届くことを願っています!
(広報ひろこ)