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新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応と当社のリモートワークについて
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防及び拡散防止対策の一環として、イエフォト(株式会社ウェイ)では下記の対策を実施しておりますので経過と合わせてお知らせいたします。日頃、撮影依頼頂くお客様、新規でお問い合わせ頂くお客様には大変ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどをよろしくお願いいたします。
撮影への対応
住宅建築写真の撮影においては通常通り撮影を行います。ただし、撮影時は「マスク・手袋」の着用、並びに撮影前後の露出部・カメラ機材の「アルコール除菌」を各撮影スタッフに徹底させております。大変無礼かと存じますが何卒ご理解頂きますようお願いします。
撮影のご依頼・お問い合わせへの対応
現在(4月10日)、全社員リモートワークを実施しておりますため、撮影のご依頼及びお問い合わせは各メールフォームよりご連絡ください。甚だ恐縮なお願いではございますが、何卒宜しくお願いします。メールフォームからのご返信に関しては日頃以上に「最速」で行います。
営業時間:平日(10時~17時) 土日祝祭日は除きます。
撮影のお申し込み:https://www.iephoto.jp/request/
撮影に関するお問い合わせ:https://www.iephoto.jp/inquiry/
撮影データ納品への対応
変更はございません。
フォトブック制作・竣工アルバム制作への影響
フォトブックに関して変更はございません。
竣工アルバムにおいては通常2週間程度の納品となりますが、作業人員が不足していますので依頼が重なった場合は3週間程度時間を要することもございます。
コロナウイルス感染拡大に伴う当社対応と経緯
▼3月2日
各撮影スタッフ及び内勤スタッフに対し検温・マスク着用・手洗い・うがいを含めた基本対策を徹底
▼3月27日
一部の撮影スタッフは直行・直帰とし、内勤スタッフの一部をリモートワーク実施
▼3月30日
内勤スタッフのリモートワークを実施
▼4月1日
フルリモートワークを実施。
合わせて撮影スタッフには前述の通りマスク・手袋の装着はもとより撮影前後のアルコール除菌を徹底することで「感染しない」ではなく「感染させない」という意識を再度徹底。
上記が当社のこれまでの対応となります。収束の目途が立たずいつまでこの体制で行うか現在未定ではございます。とても厳しい局面ではありますが、何とかこの難局を日本経済を支える建築業界のみなさまと共に乗り越え、そして収束した際には「日本の景気は私たちが立て直す」ぐらいの気概を持って、みなさまと取り組んでいければと思っております。
リモートワーク実施について
当社では日頃よりSNSやクラウドサービスを活用し半リモートワークを実施してきたため、フルリモートワークへもさほど抵抗なく進めることができました。とはいえ、電話対応や細かなトラブル対応などフルリモートすることで時間配分が大きく変わりました。これまで社内体制について語ることはありませんでしたが、これを期にご紹介できればと思います。
①撮影依頼~スケジュール管理
上は3月の撮影スケジュール表となります。イエフォトのWebサイトならびにお電話で頂いた撮影依頼はすべてグループウェアのスケジュールに登録されていきます。外部委託を中心とした撮影会社では、一度撮影者に連絡を取り、その後お客様へスケジュール確定をだしますが、当社では即時スケジュール返答を行うべく全スタッフのスケジュールをここで一括管理しています。
(当社で使用しているグループウェア:サイボウズ)
撮影のデータベース
スケジュールに登録された情報は、データベースに保存されていきます。依頼社様の基本情報をはじめ納品日、カット数、フォトブックなどの印刷物の有無、撮影開始と終了時刻、撮影時間、撮影時の注意事項など細かく記録しております。これにより過去にご依頼頂いたお客様すべての情報を蓄積し、お客様ごとの撮影志向や現像特性をみなで共有しています。このあたりが「撮影サービス」と称する所以です。
撮影当日のSNS活用
撮影当日の連絡はすべてSNSを使用して行います。当社が採用しているのはFacebook社が提供する「Workplace」というビジネス版SNSツールです。本当はslackとか今時のアプリを使いたいのですが、昔から慣れ親しんだfacebookのUIを踏襲することで利用頻度が増えると考えました。現地到着時、撮影中のトラブル、終了連絡はこのSNSを通じて撮影スタッフ以外のスタッフたちにも届きます。これは担当外の人でも「働くを可視化」でき良いと思っています。
(当社で使用しているSNS:Workplace)
写真の現像とデータ管理
写真の現像は原則撮影者がphotoshopやlightroomといった専用ソフトを使用して行います。ただし、現像作業は属人的な写真となりやすいため基本現像までは撮影者が行いますが、その後のグリッド調整(水平・垂直)、トーン、ハイライトやシャドウなどは別のスタッフが再度調整することで一定の品質を保つよう心がけております。社内で現像・調整を行う場合はローカルファイルサーバーにデータを保存します。
ローカルサーバーとクラウドサーバー
在宅スタッフの場合はクラウドファイルサーバーに保存し共有をします。ローカルとクラウドサーバーのデータは冗長化されているので、今回のようにフルリモートを行った場合でも、撮影データはこれまで通り全員で共有することが可能です。またイエフォトでは撮影データの長期保存をお約束していますので、仮に社内サーバーが破損した場合でも、クラウドサーバーでバックアップされていますので安心です。(ただし4TBほどあるので維持コストがとても高いです。。)
社内プレビューをSNSで
お客様へ納品を行う前に撮影データを社内プレビューします。ここでもSNSとクラウドサーバーは必要不可欠です。まず現在のSNSやクラウドサーバーはスマホファーストで設計されており、外出先でもストレスなく閲覧できることです。次に若い撮影スタッフなどは、この場で様々な意見やアドバイスをコメントしてもらうことで次回の撮影に活かせるようになります(時にはボコボコに批判されるケースもあります)。当社の納品が7営業日ギリギリになる時は、この段階で「待った!」が入った時だとご判断して頂ければ…と思います。
上記がイエフォトで日頃行っているSNSとクラウドを活用したワークフローとなります。今回のコロナウイルス感染拡大の影響により、これまで見えなかったことが可視化され、改善すべき課題も明確になりました。これら一つ一つを愚直に丁寧に対応していくことが今できることだと思っています。また規模に関わらず1会社の経営者としては、スタッフの雇用を平時と変わることなく守ること、イエフォトと言う撮影サービスをコロナウイルスを言い訳に劣化させないことだと思っております。
今後ともイエフォトを何卒宜しくお願いします。
2020.4.10
株式会社ウェイ 加藤悠